民主・小林氏「申し訳ない」進退明言せず(読売新聞)

 民主党の小林千代美衆院議員(41)(北海道5区)は2日、国会内で記者団に対し、自らの陣営を巡る政治資金規正法違反事件で北海道教職員組合(北教組)幹部らが逮捕されたことについて「大変遺憾だ。選挙で応援してくれた多くの方に本当に申し訳ない」と陳謝した。

 野党から議員辞職を求める声が出ていることについては「逮捕状の内容をしっかりと確認をするのが先だ。今後の進展を見守りたい」と述べ、進退についての明言を避けた。

 一方、同党の小沢幹事長は国会内で記者団に、小林氏の進退について「政治家は有権者によって選ばれた。そのことを踏まえ、本人自ら決めるべきだ」と述べた。

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石綿禍、2審も原告勝訴 近鉄に賠償命令(産経新聞)

 大阪府内の近鉄線高架下の建物に入る文具店の男性店長が中皮腫で死亡したのは、内壁の吹き付けアスベスト(石綿)対策を怠ったためとして、遺族が建物を所有する近鉄などに約7300万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が5日、大阪高裁であった。塩月秀平裁判長は、近鉄に約5千万円の支払いを命じた1審大阪地裁判決を変更、過失割合を見直し、賠償額を約6千万円に増額した。

 塩月裁判長は、昭和45年ごろに石綿の有害性が一般的に認識されていたとする1審の判断をほぼ踏襲。石綿を使ったことが建物の欠陥に当たるとした上で、「建築業や不動産業でない原告側に、危険への認識や対策を期待することは困難だった」との判断を示した。

 判決後に会見した男性の長女(48)は「近鉄には亡き父の無念や病苦を受け止め、心からの謝罪をしてほしい」と話した。

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参院選 民主党1次公認候補発表 「政治とカネ」逆風の中(毎日新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長は3日、党本部で会見し、夏の参院選の1次公認候補者計87人(昨年12月に内定した10人を含む)と推薦候補者2人を発表した。内訳は選挙区が公認47人、推薦2人で、比例代表は公認40人。過去最多だった07年参院選の候補者数(80人)を1次公認だけで上回っている。それでも元々候補の発表は昨年中に予定されていたにもかかわらず、小沢氏の資金管理団体をめぐる事件などで大幅に遅れた。小沢氏の目指す複数区での複数擁立も順調には進んでおらず、「政治とカネ」問題の逆風が続く中、情勢は不透明さを増している。【高山祐、近藤諭】

 公認発表が遅れた理由の一つは、改選数が複数以上の選挙区で候補者を複数擁立するという小沢氏の方針に地方側が抵抗したためだ。小沢氏は公認発表当日の3日も神戸市入り。改選数2の兵庫選挙区で2人目の候補者となる新人候補を発表するなど、ギリギリまで調整した。

 小沢氏が「複数擁立」にこだわるのは、単独過半数に向け「支持のすそ野、輪を広げる」(小沢氏)ためだ。

 だが、小沢氏の資金管理団体を巡る事件、北海道教職員組合(北教組)の違法献金事件など民主党が抱える「政治とカネ」の問題は参院選にも影を落とし始めている。自らの主導で民主党推薦候補を擁立した2月の長崎県知事選では、自民党の支援候補に完敗した。党の地方組織に与えた影響は大きく、複数擁立に対する地方の反発は表面化しつつある。

 小沢氏は18の複数区のうち、連立与党との選挙協力などを考慮した新潟、広島、福岡を除く15選挙区に複数候補を立てる方針だ。しかし、北海道など7選挙区では目標を達成したものの、福島、茨城、長野、静岡、愛知、京都、大阪の7選挙区では2人目が間に合わず、改選数5の東京でも1次では3人目の公認を見送った。

 小沢氏は3日「(複数擁立)方針は全く変えてないし、変える必要はない」と明言し、「1、2週間後にはほぼ全県で出したい」と執念を見せた。が、長野選挙区選出の北沢俊美防衛相は複数擁立方針を「支持率が低下するはるか前の戦略だ」と公然と批判するなど、小沢氏の神通力にもかげりが見える。

 民主党は、日教組の組織内候補の現職を比例代表で公認したほか、日教組の関係団体・日本民主教育政治連盟(日政連)所属の輿石東参院議員会長らも選挙区で公認した。

 しかし北教組事件を受け、民主党と労組の不透明な関係が今後、国会論戦でも焦点化し、労組の動きに影響するのは避けられそうにない。比例代表の公認候補40人のうち10人が連合の組織内候補。民主党は選挙では依然、労組に大きく依存しており影響は深刻とみられる。

 ◇小沢氏「有望なら追加もありうる」

 小沢氏は会見で今回の大量擁立について「さらに有望な候補者が出た場合には追加もありうる」と強調した。複数区で攻勢に出る選挙区とともに、比例代表でも知名度や一定の固定票を持つ候補者を中心に今後、積極的に追加公認をする方針だ。石井一選対委員長は3日の党常任幹事会で「最終的には105〜110人を擁立する」と表明した。

 参院での民主党の非改選議席は62で、単独過半数122を確保するには、改選議席54(江田五月議長を含む)を6議席上回る60議席以上を確保する必要がある。

 今回、比例代表では40人を擁立し、07年参院選での35人を既に上回った。個人名の投票が可能な比例代表で候補者間の競争をあおる狙いだ。党幹部は「比例代表は仮に当選しなくても票の掘り起こしにつながる」と説明する。元体操選手の五輪メダリストの池谷幸雄氏ら著名人も擁立し、得票の上乗せを図る。

 また、日本歯科医師会の政治団体「日本歯科医師連盟」が支援する女性歯科医を立てるほか、元陸将補も公認し、従来の自民党、保守支持層に食い込む姿勢も見せている。

 一方で、マルチ商法業界からの献金問題の責任をとって離党し、昨年の衆院選の出馬を見送った前田雄吉元衆院議員を比例代表で公認した。前田氏は小沢氏の側近議員。「政治とカネ」の問題が焦点化するなか、波紋を呼びそうだ。

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5歳女児虐待、継母再逮捕へ=傷害致死容疑−兵庫県警(時事通信)

 兵庫県三田市で昨年11月、5歳の女児が死亡した事件で、継母の寺本浩子容疑者(27)が虐待死させた疑いが強まったとして、県警三田署が傷害致死容疑で週内にも同容疑者を再逮捕する方針を固めたことが2日、捜査関係者の話で分かった。
 捜査関係者によると、寺本容疑者の長女夏美ちゃんは昨年11月、三田市の自宅で意識不明となって病院に運ばれ、急性硬膜下血腫で死亡した。同容疑者は「ベランダで転んだ」と説明したが、死因に不自然な点があり、同署が捜査していた。
 一方、神戸地検は2日、寺本容疑者を傷害罪で起訴した。起訴状によると、昨年6月24日に三田市の自宅マンションで夏美ちゃんの顔を殴った上、はさみで腕を切りつけ、約1週間のけがを負わせたとされる。
 夏美ちゃんは翌日、通っていた幼稚園からの連絡をきっかけに、川西こども家庭センター(児童相談所)に保護された。寺本容疑者はセンターに「子育てを負担に感じた」と話したため、負担を減らす対策をした結果、センターは約1カ月後の7月下旬、夏美ちゃんを自宅に戻していた。 

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<社民・国民新>民主に幹事長会談を要請へ(毎日新聞)

 社民党の重野安正幹事長と国民新党の自見庄三郎幹事長が26日、国会内で会談し、民主党の小沢一郎幹事長に、与党3党幹事長による会談を定期的に開くよう要請することを決めた。野党時代は毎週月曜日に3党幹事長会談を開いていたが、小沢氏の幹事長就任を機になくなった。重野氏は会談後の記者会見で「3党は政策含めて全部一緒じゃない。連立政権の維持に呼吸を合わせることが重要」と話した。

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殴るける、つまようじで刺す… 法政高校の教諭を異常な体罰に走らせた理由は? (産経新聞)

【衝撃事件の核心】

 顔や頭を殴るける、半日にわたり正座させ、しびれた足をつまようじで突き刺す、互いになじり合わせる…。法政大学中学高校(東京都三鷹市、牛田守彦校長)が1月に実施した修学旅行の際、教諭2人が執拗(しつよう)な体罰を生徒に加えていたことが発覚した。最も被害の大きかった生徒2人は、全治2、3週間というケガを負った。何が2人の教師を狂気じみた行動に走らせたのか。(千葉倫之)

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■発端は「些細な指導」 北海道のホテルで…

 「常軌を逸した行為だった」

 1月26日、記者会見した牛田校長は体罰事件をこう表現し、陳謝した。

 牛田校長の言う「常軌を逸した」体罰の舞台は、1月14〜18日にかけて北海道で実施された高校2年生の修学旅行だ。同校の修学旅行は北海道、沖縄、シンガポールと3つのコースが用意されており、このうち北海道コースには男女計107人の生徒が参加。初日に釧路を訪れ、翌日からスキーリゾートで知られる新得(しんとく)町でメーンイベントのスキー実習を行う日程だった。

 引率した教諭は4人。国語教諭(36)▽体育教諭(28)▽数学教諭(44)の男性3人と、女性の家庭科教諭(47)という構成で、体罰の“主犯”は国語教諭と体育教諭の2人だった。数学教諭と家庭科教諭は、体罰には加わらなかったものの、止めることもできなかったという。

 では、なぜ体罰に至ったのか。

 「発端は些細(ささい)な指導事項だった」。高校を運営する学校法人法政大学は、そう説明する。

■激化する暴行 誰も止められず…

 学校側が説明する「些細な指導」。それは、教諭に預けるよう言い渡していた携帯電話を一部の生徒が使っていた、などの違反行為に対するものだった。

 修学旅行2日目の15日。体育教諭と国語教諭の2人が「携帯を持っている生徒は名乗り出るように」と命じたところ、45人の生徒が自己申告した。2人は夕食後のホテルの食堂で、45人の生徒に数時間にわたって正座をし続けるよう命じる。

 その際、教諭が一部の生徒を殴るなどの行為もあったが、良しあしは別にして、ここまでなら修学旅行に「ありがち」な光景だったのかもしれない。

 ところが、体罰はエスカレートしていく。

 翌16日午後8時ごろ。今度は男子生徒の1人が夕食後に正座を命じられ、教諭から殴るけるの暴行を受けた。同日に行われたスキー実習で、禁じられていたスノーボードをしていた、というのが理由だった。

 この体罰は日付をまたいでも終わらなかった。

 17日未明には、正座を命じられた生徒の所持品検査を実施。ここで生徒に加え、同室だった2人の生徒の持ち物から、前日所持を申し出るよう言い渡されていた携帯電話や、ゲーム機、マージャンパイなどが見つかった。

 「(違反品を持っていた)3人は最初に携帯の所持を申し出ていなかった。45人との指導に差を付ける必要があると思った」

 2教諭は後に、そういう趣旨の説明をしたという。

 学校側によると、2教諭は食堂で3人に正座を強要。さらに没収したゲーム機が壊れるほど強く頭を殴りつけたり、携帯電話を壊したりといった行動に出た。

 夜が明けて朝食のため食堂へ集まった他の生徒たち。その目に映ったのは、朝まで正座をさせられ、暴行を受けて憔悴(しょうすい)しきった3人の生徒の姿だった。

 「3人の違反を知っていたのは誰か」。2教諭は問いかけに応じた6人に対しても正座を強要して暴行。未明から体罰を受けていた3人を含めた9人に「反省の仕方があるだろう」とはさみを渡し、髪を切らせてもいた。

 学校側によると生徒にはほかにも「しびれた足に、つまようじを突き刺し、頭から水をかけた」「床に落ちたマージャンパイを入れたみそ汁を飲ませた」「生徒同士を対面させ、互いに相手の悪口を言わせた」など、指導という名の“暴行”が加えられたという。

 「他の2教諭も、体罰が行われていることは認識しており、止めようとしたとは聞いている。ただ、結果的に制止できなかった」。大学はそう説明する。

 体罰により、男子生徒の1人は頭やあご、ひざなどの打撲や傷で全治3週間、もう1人はむち打ち症や口内の傷で、全治2週間のけがを負った。

 他にもけがをした生徒はおり、参加生徒のほぼ全員が“見せしめ”的に行われた体罰を目撃したことで、精神的なショックを心に残すことになった。

■“前科”持ちの2人 ほとんど眠らずに…

 学校側によると、2教諭には“前科”があった。

 「体育教諭は平成20年10月ごろ、文化祭の指導で生徒を正座させ、殴るなど暴行を加えた。国語教諭は約3年前、クラブ活動の指導で、生徒を数時間にわたり正座をさせた。いずれも後に、校長から指導を受けています」(大学)

 ただ、日常的に体罰を行う「暴力教師」だったのかといえば、そうでもないらしい。生徒の評判も、必ずしも悪くはないようだ。

 「いかにも『体育会系』で、怒りの沸点は低い。子供っぽいところもある。ただ、そこまで変な先生でもない」。ある生徒は、体育教諭の人物像をそう評した。

 「国語の先生は授業も上手で、人望もあった。性格的にはむしろ、体罰を止める方だと思うから驚いた」とは別の生徒。「2人とも別に悪い先生じゃない」と話す生徒もいる。「なぜこんなことになったのか、僕らが知りたいくらいです」

 直接、体罰を経験しなかった生徒らも、一様に困惑を隠せない様子だ。「先生から話すな、といわれているので…」と口は重い。

 「流れの中でエキサイトしてしまったのでは…。調査中でもあり、われわれも困惑しているのが正直なところ」。学校側もそう説明する。ただ、修学旅行期間中、2教諭はほとんど眠っていない状況で、「体罰のエスカレートにつながった可能性はある」という。

 体罰問題に詳しい東京女子体育大学の阿江美恵子教授は「あくまで一般論」とした上で、「生徒の信頼を得られていない教諭ほど、従わせるために強がろうとして、暴力に頼ってしまうことがある」と指摘。「(体罰の現場に)中途半端に複数の教諭がいると、かえって感情的になりやすく、エスカレートしていく可能性がある」と話す。

 ほかの2教諭も、なぜ止められなかったのか。阿江教授は「学校現場では、若い体育教諭に、生徒指導を任せきりにしてしまう傾向が強い。その結果、指導がエスカレートしても止められなくなるということもありうる」という。

■鍵は“共学化”? 校風刷新の矢先に…

 法政高は昭和11年の設立で、中高一貫の男女共学校だ。その名が示す通り、法政大学の付属校で、最近までは、男子校の「法政大学第一中学高等学校」として知られていた。

 大学法人全体の大規模な改革の一環として平成19年に武蔵野市から三鷹市の現在地に校舎を移転。同時に共学化し、「法政大学中学高等学校」として新たなスタートを切ったばかりだ。

 「共学化した年に倍率が急上昇して注目されました。法政大学に内部進学できるので人気があります」(予備校関係者)

 校舎は、文豪・太宰治が入水自殺したことでも知られる玉川上水のほとりにあり、都内有数の公園・井の頭公園も近い。周囲は閑静な住宅街で、他にも中学などがある文教地区だ。

 「生徒さんはちゃんとした感じですよ。登校時間には校門に先生が立って、通行の邪魔にならないよう『右に寄れ』などと声をかけているのを見ます」。近くに住む女性はそう話す。

 移転と共学化に際し、同校はかなりの「イメージチェンジ」を図ったようだ。自由な校風が特徴だった男子校時代について、同校ホームページはこう記している。

 「短パンにアロハシャツ、茶髪、ピアスをつけて登校する生徒もいました。自由のはき違えが、基本的生活習慣の乱れにつながった生徒も数多くいました」

 「共学化となるにあたって、まず、私たち自身が襟を正したうえで、生徒には、はき違えた自由に安住させないことを強く意識しています。生活指導の改革なくして新たな発展は望めないからです」

 移転と共学化に伴う「校風刷新」には抵抗もあったという。直前の18年4月には、茶髪禁止などの校則強化に対し、生徒約450人が校庭に座り込んで抗議する騒動があり、新聞でも報道された。

 学校改革から3年。男子校時代の校風と、新たな校風が共存する中で、今回の体罰事件は起きた。「共学化してから校風も変わりつつあるようだが、まだ男子校時代を知っている生徒もいる。共学化で学校側が管理を強化していったことと、今回の体罰が無縁だとも思えない」。ある同校OBはそう話した。

■生徒の心の傷深く カウンセラーによるケアも…

 「生徒の皆さんを傷つけてしまったことで、深く反省している。謝罪したい」

 体罰を行った2教諭は、暴行発覚後、そう話したという。体罰を止めなかった2教諭とあわせ4人とも自宅謹慎中。「かなり憔悴)している」(大学)という。

 事件を受け、法政大学では対策本部を設置。北海道への修学旅行に参加した生徒107人に対し、カウンセラーによるケアを行い、保護者向けの説明会も行った。また、懲戒委員会が4教諭から聴取を行い、処分を検討中。「極力早く、結論を出したい」(大学)としている。

 今回の体罰は、学校関係者や部外者も含め、インターネット上でも議論を巻き起こした。

 中には関係者の実名をあげたり、学校関係者をにおわせて「生徒が悪い」とする中傷めいた書き込みも。「一定の体罰は必要だが内容がひどすぎる」「決まりを守らなかった生徒も悪い」などと、さまざまな論評が出ている。

 ただ、確実に指摘できることは、今回の体罰が教育の範囲を明らかに逸脱しており、大勢の関係者を傷つけたということだ。

 最もケガがひどかった2人の生徒は、現在も登校しておらず、警察に被害届も出したという。大学側は「現在のところ、警察側からの照会や事情聴取などはない」としている。

 「そこまで嫌われる理由があったのか…」。学校関係者によると、被害生徒の1人は周辺に、そう話しているという。

 「大人がこんなことをしていいんですか」。ある2年生は、重い口調でそう漏らした。

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 バンクーバー冬季五輪・フィギュアスケート男子の高橋大輔選手が卒業した岡山県倉敷市の倉敷翠松(すいしょう)高校では、フリーの演技が始まる19日午前10時(日本時間)ごろから、スケート部員や教師ら約150人が体育館に集まり、“故郷の星”のメダル獲得へ向け、テレビ中継を食い入るように見つめた。

 テレビ映像をプロジェクターで大型スクリーンに映し出して応援した。スケート部顧問の松浦功さん(45)は「高校生のころからリンクの上では大きく見えた。自分自身が納得できる演技をしてくれたらいい」と話した。

 後輩たちも頂点を目指す先輩の活躍を祈った。

 高橋選手がフィギュアを始めた倉敷フィギュアスケーティングクラブの後輩でもある3年生の大熊奈生子さん(18)は「以前、一緒に練習させていただいたことがあり、幸せだった」と見守った。【井上元宏、石井尚】

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<入国審査汚職>収賄側の元審査官、起訴内容認める 初公判(毎日新聞)

 入国審査を巡る汚職事件で、収賄罪に問われた元東京入国管理局成田空港支局統括審査官、小倉征史(まさし)被告(54)=懲戒免職=は23日、東京地裁(菱田泰信裁判官)の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、近年東京入管で在留資格が認定されにくくなっていたにもかかわらず、小倉被告が贈賄側の申請内容について実態調査しないまま資格を認めたり、通常より早く処理(認定)するなどの便宜を図ったと指摘した。

 起訴状などによると、小倉被告は07年7月〜09年11月、贈賄側の外国人芸能家招へい会社社長、伊東信悟被告(46)=公判中=側の申請した外国人女性らの在留資格認定審査で便宜を図った見返りに、毎月20万円計580万円を受領したとされる。【伊藤直孝】

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裁判員や補充裁判員が質問=「借金知っていたのか」−2人強殺初公判・鳥取地裁(時事通信)

 鳥取県米子市で昨年2月、会計事務所社長石谷英夫さん=当時(82)=ら2人を殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われた影山博司被告(55)の裁判員裁判の初公判は23日午後も引き続き、鳥取地裁(小倉哲浩裁判長)で開かれ、証人出廷した事務所関係者に裁判員や補充裁判員が質問した。
 補充裁判員の女性は裁判長を介して検察側証人の女性事務員に対し、被告が自ら借金をして事務所経費を負担していたことについて「知っていたか」と尋ねた。事務員は「はい。個人的に(お金が)持つのかと思った」と答えた。男性裁判員は、被告の元上司に被告の仕事内容を知っているかと直接質問。元上司は「詳しく知らない」と述べた。
 検察側は、事務所経費の肩代わりでできた借金返済のため、石谷さんの預金を奪おうとしたと指摘。元上司は「事務所の資金は不足し、どう回すかわたしも精神的に大変だった」と述べ、自分も事務所のために借金の連帯保証人となり、自宅も担保に入れられたと証言した。
 元上司によると、石谷さんには毎月80万円の報酬のほか、飲食費などを会社経費で支払い、事務所には現金2〜3万円しかなかったという。 

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<普天間移設>民主沖縄県連、県内移設反対を強調(毎日新聞)

 民主党沖縄県連の喜納(きな)昌吉代表は18日、那覇市内で記者会見し、米軍普天間飛行場移設を巡る政府、党本部の姿勢を批判した。県内移設に反対する考えを改めて強調した。

 喜納代表は「県外、国外への移設を真剣に検討し、模索する姿勢が見えない。県連への説明も相談もない」と政府、党本部を批判。連立を組む国民新党が検討するキャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)への移設や米軍嘉手納基地への統合案についても「あらゆる県内移設に反対する」と強調した。

 県連政調会長の上里直司県議は、19日に訪沖する予定の平野博文官房長官について「意見交換を求めたが断られた。地元の意見を聞く姿勢がほとんどみられず、地域主権に逆行した行動だ」と批判した。【三森輝久】

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